新学期が始まり、
中1は理科で動植物について勉強している
当塾ではいつも生徒に「学習の振り返り」を書かせて
それに塾長コメントをつけ、
各家庭にフィードバックするようにしているが
「顕微鏡で小さな生物(微生物)を見てみたい」
と書いてくれた生徒がいた
その子の将来の夢は「科学者」
その子と保護者へは、
ノーベル医学生理学賞学者である、
大村智氏の受賞時の言葉を引用し、
フィードバックした
「日本っていう国には、微生物をうまく使いこなして今日まで来ている歴史があります。
われわれの先輩たちは本当によく微生物の性質をよく知っているんですよね。
私の研究はそこを活用していて、微生物たちの力を借りているだけのもので、私自身が凄いものを考えたり難しいことをやったりしたわけじゃなくて、全て微生物がやっている仕事を勉強させていただいたりしているだけです。
そうしながら、今日まで来てるというふうに思います。」
このメッセージからは次のような意味が読み取れる。
①謙虚さと感謝を大切にしている
自分が研究で成功したのは、自分の力だけではなく微生物のおかげだと考えていて、いくらすごい発見をしても、それを支えてくれる他の要素(この場合は微生物)の存在と、それに対する感謝を忘れてはならないことを示している。
②一緒に働くことの大切さ
研究は一人で行うのではなく、微生物と一緒に行う「協力作業」と考えています。これは、何か大きなことを成し遂げるときは、周りの人や自然と協力することがとても大事だということを教えてくれる。
③昔の知恵を大切にする
日本では昔から微生物をうまく使ってきたことに触れ、昔の人々の知恵も新しいことを学ぶのにとても役立つということを意味している。
④小さなものの大きな役割
微生物はとても小さいけれど、私たちの生活や健康、科学にはとても重要な役割を果たしている。大村氏は、普段見過ごされがちなこれらの小さな生命体がどれだけ大事かを再認識させてくれる。
大村氏がノーベル賞を受賞したのは2015年のこと
未知のことについて知りたい、探究したいという子供の熱意を触れ、
ふと大村氏のユニークな視点でのメッセージを思い出したので引用しました!
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