「完成された仕組み」からの自立

5月に入った

 

4月に就職したばかりの新社会人の退職が相次いでいると聞く

 

最近の傾向として、

 

新社会人の間には、

「会社は自分に何をしてくれるか」という大きな期待があるという

 

社員の能力向上のための機会を

「完成された仕組み」として会社が用意すべきだ、

 

それがない会社はだめだ、理不尽だ、辞めよう…

 

 

多くの若者は、自己の成長を感じたいと願い、

社会人としての能力を身につけたいと考えている

 

しかし、長時間の過酷な労働や厳しい下積みは望まず、

必要なスキルをなるべく効率的に短期間で習得したいと考えている

 

まさに「コスパ」「タイパ」重視の考えだ

 

このような若者たちの思考は、

すでに社会に大きな変化を与えており、今後もその動きは加速するだろう

 

 

学校などの公教育や、学習塾などの私教育は、

 

費用を負担する保護者・受益者である生徒双方から、

 

元々、「完成された仕組み」であることが期待されている

 

特に我々学習塾は「サービス業」であるので、

きちんと「完成された仕組み」を対価として提供して当然である

 

しかし、この先、

 

ここを巣立って社会に出た生徒達に対し、

 

このような「完成された仕組み」が必ずしも用意されているとは限らない

 

だから、サービス業とはいえ、

受益者(生徒)の目先の心地よさだけを求めることはせず、

成長の過程には試練があることを十分に伝えている

 

この先、

 

教育サービス業としての価値を維持しつつ、

 

そのような「完成された仕組み」ばかりに依存しなくても

自立できる若者を一人でも多く育てるにはどうすればいいか?

 

常に考え続けたい

 

 

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