怒りは二次感情

親なら子供に対して

教師なら生徒に対して

管理職なら部下に対して

 

「腹を立てたことなど全くない」

などという人は少ないだろう

 

例えば

 

子どもが公共の場所で大声で騒ぐと

「静かにしなさい!」

 

何度注意しても忘れ物をしてきたりすると

「何回言ったらわかるんだ!」

 

などと、思わず大声を張り上げてしまう場面に遭遇することがある

 

この怒りの感情を表す言葉は

 

反射的に発せられる言葉のように思えるが、

 

「このままではよくない、なんとかしなければこの先大変なことになる」

 

などという、一次的な感情の次に湧き上がる、二次的な感情であるといえる

 

もし、ついつい相手を怒鳴りつけてしまってイヤな思いをしてしまうことがよくあり、

その感情的な言動をコントロールしたいのなら、

 

反射的に出た言葉に到る過程の「一次感情」を探り、

言語化する習慣を身につけること

 

怒りにつながる一次感情には

 

不安

落胆

もどかしさ

悲しみ

 

などネガティブなものが多いが、

なぜそういう感情になったか

 

「この子は騒いで他の人に平気で迷惑をかけている、このままでは私も不安だ...」

「何度言ってこの子は忘れ物をする、言ったことを聞いてくれないなんて悲しい...」

 

などと一次感情を言語化した上で、

一呼吸おいて、冷静に対処すること

 

同じ内容の感情を伝えるにしても、

 

冷静に語りかけるのと、

怒りに任せて怒鳴りつけるのでは、

 

お互いその後に感じる気持ちが大きく異なる

 

 

日本語には感情を表す言葉が非常に多くあり、

 

この言語化という過程は決して簡単ではないので、

 

日ごろから意識しておく必要がある

 

 

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