反抗期の子についムカついてしまったら・・・

塾には多くの小中学生が集う

 

小6から中2くらいまでの

 

反抗期真っただ中の生徒もたくさんいる

 

先生という立場でも、親という立場でも、

 

いかに反抗期の子と以下に接するか

 

これは簡単ではないし

 

特効薬があるわけではない

 

正直、ムカつくこともあるだろう

 

 

ここで意識するようにしているのは

 

・反抗期はいずれ収まるもの

 

・罪を憎んで人を憎まず

 

・「何を言うか」ではなく「誰が言うか」

 

ということ

 

 

先日、かつてうちの塾に通っていて今は専門学校生の男の子にばったり会った

 

この子は中3から高1にかけてが反抗期のピークだった

 

こちらから問いかけてもほぼ何も答えない

 

挨拶・返事もできない

 

なんとか公立高校に進学できたのに

 

2年生に上がるときに中退してしまいニート状態に

 

でもその後やりたいこと見つけて専門学校に通い始めた

 

久しぶりにばったり会って話をしていて

 

その子はしきりに

 

「あのときは迷惑を掛けました」

 

「いろいろ教えてくれて感謝しています」

 

と言ってくれた

 

 

塾に通っていた頃は

 

勉強以外にもいろいろ教えてきた

 

遅刻は人に迷惑をかけること

 

挨拶・返事は最も基本的な相手に対する承認の意思表示であること

 

などなど

 

その時は響いてないなってわかっていたけど、

 

数年後に思い出せるように何度も言い続けた

 

 

今、塾に来ている反抗期世代の子を相手にしていて

 

どうしてもキツく言わなければならないときは

 

この子の成長ぶりをしっかり思い出すようにしている

 

反抗期の頃はみんな、大人に向かって本気で反抗してくる

 

その場でいくら言っても「話せばわかる」なんてことは絶対にない

 

でも「誰が言うか」で受け取られ方が変わる

 

勉強のことや言葉遣い、礼儀などは親御さんよりも先生が言ったほうが響きやすい

 

一方、

 

「食べ終わったら食器は流し台に持っていく」とか

 

「学校から帰ってきたら体操服は自分で洗濯機に入れる」など

 

いくら反抗期でも、こんなことも聞かない子はあまりいない

 

 

反抗期の子は、子ども扱いはされたくないもの

 

でも実際には、はまだまだ子供

 

世の中のことも全く知らないし、間違いも犯す

 

そこを教えてあげるのが大人の役割

 

人に全く迷惑をかけないで育つ子なんていない

 

でもそのことには気付かせなければならない

 

過ちを責めることを目的にするのではなく

 

これからの成長につながるように

 

何度でも何度でも教え続ける

 

大人になったこの子の成長ぶりを想像しながら