今日も授業が始まった
塾に来た小5男子
算数の宿題を採点
半分近くが誤答
塾長「じゃ、間違った問題やり直そう」
生徒 …(黙々とやり直し)
塾長「できた」
生徒…(頷く)
点検すると、ほとんど正解
教えてないのに
塾長「家でちゃんと考えた?」
生徒「うーーん。あんまり」
塾長「適当にやった」
生徒「バレた?」
塾長(強い口調で)「なぜちゃんと考えてこない?」
生徒(黙して語らず)
塾長「考えてもわからないとか、きちんとやっても間違えたのなら仕方ないけど、適当にやってたくさん間違えるって、それなら宿題の意味ないよ!」
生徒(目を見開きこちらを見ている)
塾長「宿題やるのって嫌か?」
生徒「…うん」
塾長「何をしてるときが一番楽しい?」
生徒「ゲーム」
塾長「ゲーム、いつも一生懸命集中してやってる?」
生徒「うん」
塾長「勉強は楽しい?」
生徒「全然」
塾長「なぜ楽しくないか、わかる?」
生徒「わからない」
塾長「ゲームでもスポーツでも、一生懸命やらないと面白くないよね。勉強が嫌いなのは仕方ないけど、まずは一生懸命やってみよう。宿題も頑張って考えてやってくればマルがたくさんもらえるし、テストの点数だって上がる。そうすれば面白くなるかもしれないよ」
生徒「勉強なんてできなくても、僕ははそれでいい」
塾長「まずは一生懸命やってみよう。それでもできなければ仕方ない。これからちゃんと考えてやってくるって約束できる?」
生徒(涙声で)「…わからない」
やる気スイッチなんて、そんな便利なものがあれば最初から苦労しない。
生徒との真剣勝負の向き合いは続く…
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